右は大男たちをはべらせ怒号を発する凛々しい筆頭騎士エナ。
左は突如あいさつできない自分を思い出し緊張し思いっきりパニクるあいたたなエナ嬢。
ちなみに彼女は緊張メーターがマックス越えると言葉がどもってしまう(おいおい・・)。
が、これで隊の規律が壊れる事はない。
それは誰もが本当の彼女を知っていたから。
本当は普通の女の子よりももっと落ちるいくじなしで恥ずかしがり屋で極度のあがり症。
だが、そんな子が騎士の家に生まれた挙句、剣の腕は誰もが勝てない剣聖レベル・・・

剣をのぞけば普通の子

という認識化にあった。
が、騎士たちはその神業級の腕で自分たちを決しておどさない優しい彼女を知っていた。
だから皆、ついていったし馬鹿にする者はいなかった。
逆にそれは

エナ様だから

という認識を生んだ。
例えは悪いが

ジャ○アンだから

に似ていて「彼女らしい」という意味であった。
ちなみにこんな失敗をした後は決まって愛馬ミントを駆り小1時間ほど野山を駆け巡って戻ってくるのがエナで
あった。